首の痛みにはどんな枕がよいのか

最良の枕とは、あなたが実際に眠っている姿勢で、頭を背骨と一直線に保ってくれる枕です。万人にとって最良の枕は存在せず、特定の素材やブランド形状が誰にでも優れているという根拠もありません。最も重要な変数は高さで、その正解を決めるのは、あお向け・横向き・うつ伏せのどれで眠るかです。1

どれくらいの高さが必要か

頭とマットレスの間にできる隙間を埋められる高さに合わせます。

寝る姿勢枕の高さ理由
横向き高め(10〜15cm)肩先から耳までの距離を埋める必要がある
あお向け中くらい(7〜10cm)首のカーブを支え、頭を前に押し出さない
うつ伏せ非常に低いか、枕なし高さがあるほど首は伸展し、さらに回旋する
姿勢が変わる中くらい、詰め物を調整できるもの折衷案。調整式なら二つ買わずに済む

肩幅の広い横向き寝の人は、肩幅の狭い人より高さが必要です。パートナーのお気に入りの枕がたいてい合わないのは、そのためです。

枕が合っていないとどう分かるのか

役立つ順に三つのサインがあります。

  1. 起床時に痛みやこわばりがあり、一時間ほどでやわらぐ。 この型は、日中に何をしたかよりも寝具を強く示唆します。
  2. 寝ている姿を後ろから撮ってもらうと、頭が背骨と一直線でない。 上に傾いていれば高すぎ、沈み込んでいれば低すぎます。
  3. 夜のあいだに枕を折る、重ねる、丸める。 合っていない高さを手で補正しています。

素材は関係あるのか

思われているほどではなく、主に耐久性と温度の話で、首の健康の話ではありません。1

素材形状保持熱がこもる備考
低反発ウレタン非常に良いしばしばこもる高さが一定。最初は硬く感じる
ラテックス非常に良い少なめ反発があり、耐久性が高く、重い
羽根・ダウン悪いこもらない快適だが一晩でつぶれる
ポリエステル綿悪い中間最も安価で、最も早くへたる
そば殻非常に良いこもらない量を調整可能。音がする。硬い

首に本当に効くのは形状保持です。正しい高さで始まり、午前三時には40%つぶれている枕は、夜の大半を間違った高さで過ごさせています。素材が何であっても同じです。

立体的な頸椎サポート枕はどうか

合う人にはよく合い、合わない人には邪魔に感じられます。立体形状は、あお向け寝では首のカーブを、横向き寝では肩の隙間を埋めるよう設計されています。夜間に姿勢をよく変えるなら、固定された形状は支えというより妨げになり得ます。

立体枕が、正しい高さの普通の枕より優れているという強い根拠はありません。適切な高さの平らな枕で既によく眠れているなら、変える理由はありません。

枕はいつ交換すべきか

多くの枕は1〜2年で交換が必要で、安価なポリエステル綿はもっと早いことも珍しくありません。判定法は、枕を二つ折りにして手を放すこと。戻らずに折れたままなら、頭を支える構造を失っています。

枕でどれくらい変わるのか

きちんと選ぶ価値はあり、それだけでは足りません。起床時だけでなく日中も首が痛むなら、枕は複数ある要因の一つです。日中の姿勢、画面の高さ、ストレス、筋持久力も同じくらい効いています。2 枕はその中で最も早く試せるので、そこから始めるのは正解ですが、そこで止まる理由にはなりません。

受診の目安

だんだん悪化していく朝の首の痛み、あるいはしびれ・ピリピリ感・腕の痛み・脱力を伴う痛みは、枕の問題ではありません。診てもらってください。3